狩野に感動大賞 紫綬褒章は「光栄」 アルペン男子座位で2冠

[ 2014年4月28日 17:56 ]

「感動大阪大賞」を授与され、記念写真に納まるソチ冬季パラリンピック金メダリストの狩野亮選手。左は松井一郎大阪府知事

 大阪府は28日、ソチ冬季パラリンピックのアルペンスキー男子座位2種目で金メダルを獲得した狩野亮選手(28)に「感動大阪大賞」を授与した。

 狩野選手は長野市在住だが、2年ほど前からシーズンオフは、トレーニングのため大阪府八尾市に居住している。

 府庁で開かれた授与式で、狩野選手は二つの金メダルを首から下げ、松井一郎知事から賞状を受け取ると「(大阪は)夏場のトレーニングを支え、僕のマシン(チェアスキー)を作ってくれる人もいる」と謝意を伝えた。

 式後、紫綬褒章をパラリンピックメダリストとして初めて受章したことについて「オリンピックメダリストと同等に評価してもらえて光栄。家族には、喜びはもちろんだが『受章に値する人間になるよう気を引き締めていく』と伝えたい」と記者団に語った。

 また大阪の印象について「(北海道生まれの)僕には暑すぎるが、(人々は)気さくに受け入れてくれる」と話した。

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2014年4月28日のニュース