全柔連、1億円超の赤字に 一連の不祥事で収入大幅減

[ 2014年3月14日 19:55 ]

 全日本柔道連盟(全柔連)は14日、東京都文京区の講道館で理事会を開き、日本女子代表での暴力指導など一連の不祥事の影響で、2013年度決算が1億円超の赤字になる見通しとなったことを報告した。例年は1千万~2千万円の黒字で、赤字は異例。決算は6月の評議員会に諮られる。

 日本オリンピック委員会(JOC)や日本スポーツ振興センターからの補助金、助成金などが例年より約5千万円、企業の協賛金は約3千万円減少した。不祥事の調査のための第三者委員会設置などで約4千万円の支出もあった。

 また暴力指導などに対する処分の規定を承認し、会員登録停止処分を受けた指導者は所属先や道場での指導も制限されることになった。全柔連の近石康宏専務理事は「来年度は通常通りに黒字に戻るように努力する。懲戒規定については実効性が上がるようにした」と述べた。

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