白鵬 平幕に負けた…理事候補選“余波”影響!?

[ 2014年2月10日 05:30 ]

 第38回大相撲トーナメントが東京・両国国技館で行われ、最多4度目の優勝を狙った横綱・白鵬が初戦で平幕の佐田の富士に寄り切りで敗れる波乱があった。

 横綱土俵入りからペースが乱れていた。初場所までは同じ伊勢ケ浜一門で友綱部屋の魁聖が露払い、旭天鵬が太刀持ちを務めたが、この日は太刀持ちが時津風一門の豊ノ島、露払いは出羽海一門の臥牙丸。異例の一門外の力士を従えての土俵入りとなった白鵬は「友綱親方(元関脇・魁輝)から師匠に貸さないと連絡があった。貸してくれないのだからしようがない」と残念がった。

 これは1月の理事候補選の余波で、強引に立候補して当選した友綱親方と伊勢ケ浜一門の他の親方との不和が表面化した格好。初場所まで太刀持ちを務めた旭天鵬は「師匠に言われたのだから仕方ない」と肩を落とした。春場所(3月9日初日、ボディメーカーコロシアム)でもこの日の2人が白鵬の横綱土俵入りを務める予定だ。

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2014年2月10日のニュース