近鉄 東大阪市に花園ラグビー場を譲渡へ W杯開催へ整備

[ 2014年2月10日 19:34 ]

 近畿日本鉄道が10日、近鉄花園ラグビー場(大阪府東大阪市)の施設を東大阪市に無償譲渡する方針を明らかにした。土地については、東大阪市が買い取る意向を示し、協議が続いている。

 2019年に日本で開かれるラグビーのワールドカップ(W杯)で花園を会場の一つとするため、東大阪市はW杯開催に必要なナイター照明などの設備を整備する考え。市が施設を所有することで、国の補助金を受けられる可能性もある。

 花園ラグビー場は全国高校ラグビー大会が開かれるなど「ラガーマンの聖地」として名高い。しかし、老朽化で維持費が膨らみ、東大阪市は費用の一部を助成している。

 近鉄は1兆円を超える負債を抱え、過去にもプロ野球近鉄バファローズをオリックスと合併させて赤字の球団経営から撤退するなど、財務の健全化を進めている。

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2014年2月10日のニュース