高橋大輔がソチ入り SP使用曲は別人作曲も「表現するだけ」

[ 2014年2月10日 01:12 ]

 ソチ冬季五輪フィギュアスケート男子代表の高橋大輔選手(27)=関大大学院=が9日、事前合宿地のモスクワからソチに到着した。13日のショートプログラム(SP)で滑る音楽の作曲者が佐村河内守さんとは別人と判明し「まさかこのタイミングで…。正直びっくりした」と苦笑しつつ「背景を知らずに曲を気に入って決めた。表現することだけ考える」と話した。

 1月下旬からモスクワで練習し、気掛かりだった右膝の状態については「もう大丈夫」と言えるまで回復した。「厳しいとは思うが、出るからにはトップを目指す」と金メダルを目標に掲げた。

 昨年12月の全日本選手権で5位に終わったが、実績とメダルへの期待感から代表に選ばれた。「いろいろな思いが詰まった3度目の五輪。これが最後、集大成なので100パーセント(の力を)出せる五輪にしたい」と語った。

 SPで使う「ヴァイオリンのためのソナチネ」が佐村河内さんの作曲ではなく、著作権の扱いなどで混乱が続く。「(五輪開幕直前という)このタイミングだから(暴露が)出てきたのかもしれないが、早く解決してくれればいい」と願った。

 夜は団体の日本代表を試合会場リンク脇のチーム席で応援した。(共同)

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2014年2月10日のニュース