鈴木４位　日本メダル獲得ならず…ロシアの金が確定

団体女子フリー　鈴木明子の演技

　ソチ五輪フィギュアスケートの新種目・団体は９日（日本時間１０日未明）、３種目のフリーが行われ、女子フリーに出場した鈴木明子（２８＝邦和スポーツランド）は１１２・３３で４位に終わり、５位に後退した日本の上メダル獲得の可能性は事実上消滅した。ロシアがアイスダンスのフリーダンスを残し、金メダルを確定させた。

　鈴木は演技構成点では６３・０１点と高得点をマークしたものの、冒頭のコンビネーションジャンプの最初のトリプルフリップの着氷でやや乱れ、後半のトリプルループでは大きくバランスを崩し、何とか転倒は免れたものの、回転不足と判定されるなど技術点が伸びなかった。

　鈴木は「何とか踏ん張ったかなと思うけど、クリーンなジャンプじゃなかったことが評価にも出た」と悔やんだ。

　合計得点を６７点に伸ばしたロシアの１位が確定。２位はカナダで５６点、３位の米国は５０点、４位イタリアと５位日本が４５点で並ぶ。３位とは５点差開いており、米国がアイスダンスを棄権しない限り、日本が３位に浮上する可能性はなくなった。