東都の首位打者がサムライセブン合格!4月丸紅就職も前向き

[ 2014年1月5日 05:30 ]

「サムライセブン」トライアウトに合格した青学大・渡辺友太郎

 13年秋の東都大学リーグで首位打者を獲得し、ラグビー転向を目指している青学大の渡辺友太郎内野手(4年、写真)が、昨年12月22日にトライアウトを受けた「サムライセブン」の実技試験に合格したことが4日、分かった。今月下旬の面談を経て、2月にも最終合格者が発表される。渡辺は「五輪は魅力的。仕事が第一なので、いろいろ相談してみたい」と話した。

 渡辺は打率・419で昨秋リーグ戦首位打者を獲得。祖父に巨人で62勝を挙げた堀内庄氏(享年75)を持ち、青学大では史上初めて付属校出身でレギュラーを奪取した。銀行員だった父・智大さん(54)が転勤族だった影響で米ニューヨークで生まれ、ロンドンで幼少期を過ごした経歴を持つ。4月からは大手総合商社の丸紅に就職する。

 「サムライセブン」は15人制ラグビーの元日本代表で前明大監督の吉田義人氏(44)が代表を務め、16年のリオデジャネイロ五輪から正式種目となる7人制ラグビーの代表選手を育成する目的で昨年発足した。トライアウトでは陸上、サッカーなど他競技からも受験者が殺到。7人制ラグビーで必要とされるスピード、アジリティー(敏しょう性)、体幹の強さなどを測った上で力が認められた。渡辺は「会社側に休日を使ってラグビーができるか相談しようと思っている」と二刀流に前向きな姿勢を見せた。

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2014年1月5日のニュース