キム・ヨナ SP“世界最高”80・60点 ソチでも真央の脅威に

[ 2014年1月5日 05:30 ]

女子SPでトップに立ったキム・ヨナ

 ソチ冬季五輪のフィギュアスケート女子で2連覇を狙うキム・ヨナ(韓国)が4日、ソウル近郊の高陽で行われた韓国選手権に出場し、ショートプログラム(SP)でほぼ完璧な演技を披露して80・60点でトップに立った。

 国内大会のために国際スケート連盟(ISU)公認記録とならないが、自身が10年バンクーバー五輪でマークした78・50点の世界歴代最高点を上回った。

 23歳の五輪女王は黄色の衣装でしっとりとした曲調に乗り、高難度の3回転ルッツ―3回転トーループ、3回転フリップ、2回転半と全てのジャンプに成功。得点が表示されると白い歯をこぼして喜び、韓国の聯合ニュースによると「100%(の出来)。ジャンプ以外も練習した分、うまくいった。五輪でも同じようにミスなく滑れれば好結果につながる」と話した。

 今大会が五輪前最後の実戦で右足甲の故障から復帰した昨年12月の国際大会より「体力的に良くなっている。自信になった」と手応えを強調。5日にフリーが行われる。

 ソチ五輪で金メダルを争う日本の浅田真央(中京大)はSPの自己ベストが09年世界国別対抗戦の75・84点。浅田にとっては調子を上げているキム・ヨナがソチでも最大の脅威となりそうだ。

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2014年1月5日のニュース