湊川親方らが評議員候補 前横審委員長の鶴田氏らも

[ 2013年7月5日 18:02 ]

 公益財団法人認定を目指す日本相撲協会は5日、全親方らで構成する臨時の評議員会を名古屋市内で開き、移行後の新法人の評議員候補に湊川親方(56)=元小結大徹、松ケ根部屋=、横綱審議委員会の前委員長で元日本経済新聞社社長の鶴田卓彦氏(85)ら6人を決めた。

 新たな評議員会は7人で構成し、理事の選任や解任といった重要事項を決めるなど強力な権限を有する。残り1人は親方以外から選ばれ、現在交渉中という。9日の評議員選定委員会で正式に決定する。

 力士経験者からは二所ノ関一門の湊川親方の他、出羽海一門の山響親方(42)=元幕内巌雄、北の湖部屋、貴乃花グループの大嶽親方(52)=元十両大竜、大嶽部屋=が選ばれた。八角広報部長(元横綱北勝海)によると、他薦を受けたのは3人だけで、投票などを実施せずに承認した。この他の候補者は出雲大社宮司の千家尊祐氏(70)、日本公認会計士協会監事の小西彦衛氏(66)。

 相撲協会と雇用関係にあると、新法人の評議員には法律上なれないため、親方から選ばれた評議員は4年の任期中は協会の業務から外れ、給料も受け取らない。

 八角広報部長は「しっかりした人柄の方を選んだ」と説明した。相撲協会は今月下旬にも内閣府に認定申請を行う。

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2013年7月5日のニュース