青山「びっくり」杉山以来の女子ダブルス4強!

[ 2013年7月5日 06:00 ]

女子ダブルス準々決勝で勝利し、喜ぶ青山(左)、シェパーズ組

ウィンブルドン選手権第9日

(7月3日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 3日の女子ダブルス準々決勝では青山修子(25=近藤乳業)シャネル・シェパーズ(29=南アフリカ)組が、第16シードのユリア・ゲルゲス(24=ドイツ)バルボラ・ザフラボバストリコバ(27=チェコ)組を撃破。同種目の日本選手では07年準優勝の杉山愛、スレボトニク組以来6年ぶりの4強入りとなった。

 青山組が唯一ノーシードから勝ち上がった。日本人女子では10人目となる4大大会4強入り。「びっくりしてます」と青山自身も予想を上回る快進撃となった。第1セットのタイブレークは2―6の劣勢から6ポイントを連取して競り勝った。第2セット以降は青山がサービスキープに苦しんだが、シェパーズの「できることを一つずつやろう」との一声で開き直った。最終セット、5―4で迎えた青山のサービスゲームをようやくキープして勝負を決めた。

 家族の存在も大きい。母・京子さん(56)と姉・祥子さん(31)、3歳と10カ月の2人のめいがウィンブルドンに訪れた。ホテルでは子供たちとじゃれ合ってリラックスしている。当初、家族も青山も2回戦の後に帰国便を予約していた。3回戦進出で変更したが、「その便があした」と青山は苦笑い。試合後は2度目の変更を済ませた。03年の杉山組以来、日本勢10年ぶりの優勝まであと2つ。帰りの便は遅くなればなるほどいい。

 ◆青山 修子(あおやま・しゅうこ)1987年(昭62)12月19日、東京都町田市生まれ。9歳から本格的にテニスを始める。日大三高から早大スポーツ科学部に進学。テニス部では女子主将を務め、全日本学生室内単複優勝などを果たす。卒業前の10年1月にプロ転向し、ツアーではダブルスで2勝。今年初めてフェド杯メンバー入り。世界ランキングはシングルス274位、ダブルス60位。1メートル54、53キロ。

 ◆5日のウィンブルドン選手権テレビ放送
 ▽WOWOWライブ 20・55~、24・00~
 ※放送時間変更の場合あり

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2013年7月5日のニュース