佐伯「最高」東北福祉大アベックＶ！　２週連続の美酒

２週連続優勝を飾った佐伯三貴が両手を上げて喜ぶ

女子ゴルフツアー　フジサンケイ・レディース女子ゴルフツアーフジサンケイ・レディース

（4月28日 静岡県伊東市・川奈ホテルゴルフコース富士コース＝６３６７ヤード、パー７２）
　“東北福祉大アベックＶ”だ。首位でスタートした同大出身の佐伯三貴（２８＝日立アプライアンス）が６７と伸ばし、通算１４アンダーでＫＫＴ杯バンテリンに続く２週連続の通算７勝目を挙げ、賞金争いでもトップに立った。３打差の２位には６７と追い上げた横峯さくら（２７＝エプソン）が入った。　
【最終Ｒ成績】

　初体験の２週連続優勝に同一大会２勝目。佐伯は「初めてずくめで凄くうれしい」と声を弾ませた。昨年１２月に首のヘルニアを手術。一時は選手生命も不安視され前週の優勝には涙を見せたが、今回は自信の笑顔だ。

　ショット、パットとも好調で２番で４メートルを沈めたのを皮切りに１４番までに６バーディー。東北福祉大在学中の０７年、プロ転向４戦目で初優勝した思い出深い大会を再び制した。同様に学生プロとなった後輩の松山と同日Ｖとなり「ダブル優勝ですね、最高。先週はお祝いの電話をもらったので今度は私が電話します」とはしゃいだ。松山とは手術のリハビリを兼ねて訪れたハワイで一緒に過ごし「ダイナミックなゴルフで大きなボールを打つんです」と印象を語った。この優勝で早くも昨年の２勝に並び、賞金女王争いでトップに浮上したが「まだ始まったばかり。勝ち星を重ねてメジャーに勝ちたい」と次の目標を見据えた。