日馬富士　名古屋で復帰の蒼国来「温かく迎える」

　大相撲八百長問題をめぐる地位確認訴訟で解雇無効判決を勝ち取り、名古屋場所で復帰する幕内蒼国来（中国出身、荒汐部屋）について、横綱日馬富士は５日「温かく迎えてあげたい。名誉を回復することが、これから一番大事になる」と歓迎した。奉納相撲が行われた東京都千代田区の靖国神社で語った。

　２０１１年４月に解雇を言い渡され、角界を離れていた２９歳の蒼国来に「自分は稽古を１日休むだけで不安。２年間も離れて大変だと思う。本当にサポートしてあげたい」と、稽古をつける可能性も示唆した。蒼国来と同じ時津風一門の井筒部屋所属の大関鶴竜は「一緒に稽古していきたい。頑張ってほしい」とエールを送った。