軽井沢クが大金星 4連覇狙う世界一カナダを延長撃破

[ 2013年4月5日 06:00 ]

カナダ戦でストーンの行方を見守る両角友

カーリング男子世界選手権第5日

(4月3日 カナダ・ビクトリア)
 日本代表のSC軽井沢クは、1次リーグ第8戦で4連覇を狙う世界ランキング1位のカナダを10―8で倒す大殊勲の勝利を挙げたが、第9戦でロシアに5―6で敗れて通算3勝6敗となった。

 第11エンド。両角友が放った最終ショットが狙い通りにカナダのストーンをはじき出すと、会場に詰めかけた地元カナダのファンからどよめきが起こった。SC軽井沢クが延長戦で世界選手権3連覇中の強豪を破った。前日は世界ランク4位のスウェーデンを撃破し、選手の集中力は高まっていた。スキップの両角友が「皆集中して最後まで投げてくれた」と話した通り、全員が狙い通りにストーンを運んだ。

 後攻の第3、7エンドで3点を獲得、優位に立った。王者の意地の反撃に遭い、8―6の第10エンドに同点とされ延長戦に突入。カナダの難易度の高いショットに苦しみながらも最後に競り勝った。続くロシア戦は敗れたが、世界王者を破った価値ある1勝について両角友は「1回勝っただけですけど、これから先の自分達の自信にもなるし日本にとっても凄く良い」と充実感を漂わせた。

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2013年4月5日のニュース