羽生 課題クリアできず2位「全て感覚がズレていた」

[ 2013年2月10日 06:00 ]

肩を落とす羽生

フィギュアスケート四大陸選手権第2日男子フリー

(2月9日 大阪市中央体育館)
 若武者がリードを守れなかった。SP首位の羽生は、フリーは3位の158.73点止まり。合計も246.38点と伸ばせず、SPで9.31点差をつけていたレイノルズに逆転を許した。

 「目に見えてジャンプが安定していなかった。全て感覚がズレていた」。冒頭の4回転トーループは完璧に決めたが、年明けから重点的にトレーニングしてきた4回転サルコーが2回転に。SPでも1回転の失敗ジャンプだったルッツがこの日も1回転になるなど精彩を欠いた。演技後は両手を合わせて大観衆に“謝罪”のポーズを見せたが「きょうは結構、すがすがしい気持ちで終えられた。やりきれた」とも言った。3月の世界選手権に向け、拠点のカナダに戻ると早朝からフリーの通し練習を計画するなど既に視線は大舞台を見据えている。「しっかり修正していきたい」と闘志を高めていた。

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