高梨沙羅 Wヘッダーで連勝!“愛子超え”シーズン6勝

[ 2013年2月10日 12:15 ]

第12戦で優勝した高梨沙羅の1回目。第11戦でも優勝し、今季6勝目を挙げた

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子蔵王大会は10日、山形市蔵王(HS100メートル、K点90メートル)で個人第11戦と第12戦を行い、総合首位を走る16歳の高梨沙羅(グレースマウンテン・インターナショナル)が連勝して今季の勝利数を6に伸ばした。通算は7勝となった。

 高梨は複合の荻原健司とジャンプの葛西紀明(土屋ホーム)が記録したスキーW杯の日本選手シーズン最多勝利数に並んだ。女子ではフリースタイル・モーグルの上村愛子(北野建設)の5勝を上回り、最多となった。

 第11戦は95・5メートル、93・5メートルの合計228・0点、第12戦は102メートル、94メートルの240・4点で、4回とも1位の得点をマークして圧勝した。

 昨季総合女王のサラ・ヘンドリクソン(米国)は4位と3位に終わった。第11戦は平山友梨香(北翔大ク)が13位、茂野美咲(ライズ)が14位、第12戦は伊藤有希(北海道・下川商高)が14位、茂野が19位だった。

 ▼渡瀬弥太郎・女子チーフコーチの話 高梨は札幌でああいう結果だったので、ここで取り戻してくれてほっとしている。期するものはあっただろう。ますます成長しているとは思う。

続きを表示

この記事のフォト

2013年2月10日のニュース