“2年ぶり”に喜び爆発 真央「拍手じゃ足りない ガッツポーズした」

[ 2013年2月10日 08:40 ]

トリプルアクセルを決めた浅田真央は会心の表情

フィギュアスケート四大陸選手権第2日女子SP

(2月9日 大阪市中央体育館)
 今季初めてトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑戦し、成功した浅田真央(22=中京大)。11年2月の四大陸選手権以来、2年ぶりに大技を決めて、自己2番目のハイスコアとなる今季世界最高の74・49点でSP首位に立った。

 小学6年生の時に初めて決めたトリプルアクセルは、自身の代名詞だった。10年バンクーバー五輪ではSPで1度、フリーで2度決めた。跳べなくなるなんて想像もしていなかった。でも“その時”はやってきた。転倒や回転が抜けるミスが増えた。着氷しても回転不足を取られ「跳べているのに意味がない」と思ったこともある。昨季の世界選手権では公式練習、本番を合わせて56回連続で失敗するなど、暗闇でもがいていた。

 この日、演技を終えた後、珍しく両拳を突き上げてガッツポーズを見せた浅田。「トリプルアクセルを復活させたいと思っていたので、それができてうれしい。ガッツポーズはあまりしたくなかった。うれしくて自分で拍手したけど、拍手じゃ足りなくてガッツポーズをしてしまった」と振り返った。

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