野球賭博で恐喝…琴光喜から現金脅し取った元力士、実刑確定へ

[ 2012年9月5日 18:07 ]

 最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は5日までに、大相撲の野球賭博事件で元大関琴光喜関から口止め料名目で現金を脅し取ったなどとして、恐喝と恐喝未遂の罪に問われた元力士古市満朝被告(40)の上告を棄却する決定をした。懲役4年6月とした一、二審判決が確定する。4日付。

 一審東京地裁は「醜聞が表に出ると困るという高位の力士の弱みに付け込んで、繰り返し金を脅し取ろうとしており、卑劣で悪質だ」と指摘。二審東京高裁も支持した。

 一、二審判決によると、古市被告は2010年1~3月、元琴光喜関から野球賭博の口止め料として350万円を脅し取り、暴力団員2人と共謀して8000万円も要求したが未遂に終わった。賭博の胴元との仲介役だった元幕下からも300万円を脅し取った。

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2012年9月5日のニュース