栗原、左足首痛め途中交代 3大会連続五輪代表ピンチ

[ 2012年6月17日 06:00 ]

日本―プエルトリコ 第3セット、足を痛めベンチに下がった栗原

バレーボール女子ワールドグランプリ小牧大会第2日 日本3-0プエルトリコ

(6月16日 小牧市スポーツ総合公園総合体育館)
 1次リーグ2試合を行い、世界ランキング3位の日本は同19位のプエルトリコを3―0で破り、3勝2敗の勝ち点9とした。前夜に代表復帰したばかりの栗原恵(27=カザニ)だが、第3セット途中に左足首を痛めるアクシデントで退場。五輪代表へ、最後のアピールをする時期にケガが重なり、3大会連続五輪を目指す栗原は大ピンチになった。

 第3セット、22―14の場面だった。ブロックに跳んだ栗原は、相手選手の足の上に着地して左足首をひねり、立ち上がれなくなった。両手を交差させてバツマークをつくり、ベンチまではいつくばって退いた。試合後は左足を引きずり、ロッカールームに戻った。

 2度の左膝手術を経て前夜のドミニカ共和国戦で、10年世界選手権以来、1年7カ月ぶりに代表戦復帰したばかりだったが、一夜にして暗転。真鍋監督は「試合後は自分で歩いて帰ったので大丈夫そうだったが、診断を見てみないと分からない」と心配そうに話した。17日のタイ戦出場は厳しい状況だ。

 指揮官は、22~24日に行われる大阪大会まで見極めて、五輪の日本代表メンバー12人を絞り込む予定で、アピールの場が少なくなる栗原は崖っ縁に立たされた。

続きを表示

2012年6月17日のニュース