フリー55キロ級で稲葉が2連覇

[ 2012年6月17日 18:58 ]

 レスリングの全日本選抜選手権最終日は17日、東京・代々木第二体育館で男女計9階級を行い、男子フリースタイル55キロ級は2010年世界選手権銅メダルの稲葉泰弘(警視庁)が2連覇した。フリー84キロ級では昨年の世界選手権代表の松本真也(警視庁)が2年連続4度目の優勝。女子は世界選手権(9月・カナダ)代表選考会を兼ねた51キロ級で川井梨紗子(愛知・至学館高)が初優勝し、37歳の山本美憂(白寿生科学研究所)は準々決勝で川井に敗れた。48キロ級は登坂絵莉(至学館大)が初制覇。男女のロンドン五輪代表は出場していない。

 男子フリー55キロ級の稲葉は3試合で1ピリオドも落とさず、世界選手権銅メダリストの貫禄を見せた。ロンドン五輪代表を逃し「まだ気持ちの切り替えがうまくできていないけど、いいスタートを切れた」と納得の表情だった。

 初戦の準々決勝、準決勝で大学生の挑戦を退け、決勝では1ポイントも与えなかった。最優秀選手に輝いた26歳のレスラーは、4年後のリオデジャネイロ五輪を目指すかどうかは「まだ見えない。1試合1試合積み重ねていきたい」と話した。

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2012年6月17日のニュース