最後までフォーム乱れず…森岡「やっとチャンス生かせた」

[ 2011年9月3日 12:24 ]

男子50キロ競歩で6位入賞を果たし、日の丸を掲げて笑顔の森岡紘一朗
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陸上世界選手権第8日 男子50キロ競歩

(9月3日 韓国・大邱)
 森岡が6位に入賞し、北京に続く五輪切符を獲得。26歳は「やっとチャンスを生かせて良かった。正直もっと上を狙ったが、今の力を最大限に発揮した結果」と胸を張った。

 実力者が続々と脱落する過酷なレースでも、堅実なフォームは最後まで乱れなかった。「後半勝負と考えていた」との戦略通り、中間の25キロで15番手につけると、40キロで7番手に浮上し、4度目の世界選手権で入賞を果たした。

 二人三脚で歩んできた今村文男コーチは1997年アテネ大会で6位。師と並ぶ順位に、森岡は「超えたかったけれど、これが今の実力」と笑い、コーチは「超えてもらった方がすっきりした」と話した。

 ◆森岡 紘一朗(もりおか・こういちろう)男子20キロ競歩で06年アジア大会3位、50キロ競歩で10年アジア大会3位。05、07、09年世界選手権代表。順大出、富士通。183センチ、65キロ。26歳。長崎県出身。(共同)

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