ゴール正面にあるんです…川内“病院直行走法”だ

[ 2011年9月3日 06:00 ]

記者会見する、男子マラソンの(左から)北岡幸浩、川内優輝、堀端宏行、尾田賢典、中本健太郎の5選手

陸上世界選手権 男子マラソン

(9月4日 韓国・大邱)
 4日に行われる男子マラソンに出場する日本代表5選手が、大邱市内のホテルで会見した。注目の公務員ランナー川内優輝(24=埼玉県庁)は「最後の1秒まで粘って、ぶっ倒れるまで、歯を食いしばって走りたい」と言い切った。

 過去6度のマラソンで5回もレース後に医務室に運ばれたように、今回も全力疾走に徹する。今大会はゴール地点正面に慶北大学付属病院があるだけに「そのまま(病院に)行くことになりますね」と覚悟も決めていた。

 母校や地元、合宿地の関係者ら1500人の応援メッセージを携えて韓国入りした。「想像している以上に応援してもらっていた」と周囲の期待を再確認し、全力で応えることを宣言。前日にコースを試走し「こっちは日差しが強く、日陰が全くない」と暑さへの不安ものぞかせたが、軽量化した帽子や「体にかける氷水」などで対応するつもり。狙い通り、ど根性で世界との差を埋められるかどうか。

続きを表示

2011年9月3日のニュース