伊調馨、世界選手権で「投げ倒す」新技投入

　レスリング世界選手権（１２日開幕、トルコ・イスタンブール）の女子代表選手が２日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで最終調整合宿を公開した。

　女子６３キロ級で６度目の優勝を目指す伊調馨（２７＝ＡＬＳＯＫ）は新技投入を明言。詳細は明らかにしなかったが「左構えの選手に対して」のもので「掛かればビッグポイントになる、投げ倒す」技という。

　連覇を達成した北京までは完璧な防御を中心にしてきたが、昨年から男子代表の合宿にも参加し攻撃面が進化。「伊調にはこういう技もあるんだと思わせることができる」と、ロンドン五輪への布石にも自信をみせた。