2度目綱獲り 緊張感を漂わせる日馬富士「楽しみではない」

[ 2011年8月29日 11:50 ]

横綱昇進が懸かる秋場所の番付を手にする大関日馬富士

大相撲秋場所新番付発表

 自身2度目の綱とりに挑む大関日馬富士は29日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で記者会見し「楽しみではない。1日の努力をしっかりして、場所に臨みたい」と、緊張感を漂わせながら引き締まった表情で話した。

 名古屋場所を14勝1敗で制した後、青森合宿などで稽古を重ねた。左膝や右足首に故障を抱えるだけに「体の調子を見ながら、足と土俵が一つになるようにすり足とかをよくやった」と話す。

 初めて横綱昇進に挑戦した2年前の名古屋場所では序盤で2敗して失敗した。「前は(優勝が)初めてのことで満足していた。今回はもっと頑張らなくちゃと思う。責任を感じる」と精神的な違いを口にした。

 師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「平常心が必要。普段と同じ気持ちで気合を入れてやらせたい」と昇進への鍵を挙げた。

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2011年8月29日のニュース