南アの義足スプリンター、準決勝進出に「名誉」

[ 2011年8月29日 06:00 ]

<男子400メートル予選>義足で走る南アフリカのピストリウス(手前)

陸上世界選手権第2日 男子400メートル

(8月28日 韓国・大邱)
 両足が義足のスプリンター、オスカー・ピストリウス(24=南アフリカ)が男子400メートルの予選5組に登場。今季マークした自己ベスト(45秒07)には及ばなかったが45秒39の3位(全体14位)で準決勝に進出し「パイオニアだとは思わないが今、ここにいることを名誉に思う」と笑顔を見せた。

 これまでは後方にハの字のように蹴り上げる義足の先端が他選手に影響しないように1レーンで出走。しかしこの日は大外の8レーンからスタートし「ちょっと難しかった」と視野に誰も入らないレースに戸惑いを隠せなかった。それでも得意の後半で地力を発揮。決勝進出に可能性を残す走りとなった。

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2011年8月29日のニュース