舞の海以来の2ケタ 隆の山「高い壁」クリアし夢実現

[ 2011年8月29日 11:53 ]

番付を手にする新入幕の隆の山

大相撲秋場所新番付発表

 チェコ出身の隆の山は29日、十両1場所通過での新入幕に「相撲界に入ってからの夢。ようやく達成できてうれしい」と、夢見心地の表情で喜びを語った。

 千葉県松戸市の鳴戸部屋で記者会見。初土俵から約10年かけて十両に昇進したが、入幕はワンチャンスをものにした。「高い壁だった。長い道の中、支えてくれた人がたくさんいた」と周囲への感謝を口にした。

 10勝5敗だった先場所は細身の体で大柄の相手に挑む姿が喝采を浴びたが、秋場所はさらに注目を集めそう。現在の体重は98キロで、幕内では舞の海以来14年ぶりの100キロ未満の力士となる。勝ち越しを目標に「立ち合いをもっと速く当たらないといけない」と気持ちを高めていた。

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2011年8月29日のニュース