ロンドン五輪マラソン 初のテスト大会は混乱なし

[ 2011年5月30日 19:39 ]

 来年のロンドン五輪へ向けた最初のテスト大会として、本番コースを使ったマラソンが30日、バッキンガム宮殿からトラファルガー広場につながる大通り「マル」を発着点として市内を3周する周回コースで実施された。計時システムなど運営面をチェックし、選手の誘導での混乱もなかった。

 英国内から参加した男性ランナー約50人が、3時間にペースを設定して走った。先頭でゴールしたクリス・フィニルさん(52)は「速いタイムが出るコースではなく、戦術が鍵を握ると思う」と印象を語った。同五輪組織委員会のデビー・ジェバンス競技部長は「計時は順調だった。選手の意見を聞いて運営に反映させる」と語った。

 スタート前に北京五輪男子マラソン金メダルのサムエル・ワンジル選手(ケニア)の死を悼み、黙とうがささげられた。(共同)

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2011年5月30日のニュース