人生で一番キツかった 別府「道は続くけど山は終わりがある」

[ 2011年5月30日 11:23 ]

ジロ・ディタリア最終ステージ 個人タイムトライアル

(5月29日 ミラノ)
 長丁場のレースを走りきってチームの車に戻る別府に、観客から「ベップ、ベップ」と何度も声がかかった。人気の日本人選手は“団体競技”の一員として、マシャドらを支えながら、途中のステージでは集団から逃げる距離で争う賞を獲得もした。

 これまででも特に厳しいコース設定と言われ、別府は「難度が高かった」と表現した。特に中盤の山岳は「人生で最もきつかった」という。踏ん張れたのは、東日本大震災の被災者に対して「頑張るところを見てほしかった」からだ。「道は続くけど、山は終わりがあるということ。その思いで走った」と話した。(共同)

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2011年5月30日のニュース