室田 首位キープ!最終組に「幸せ」

[ 2011年5月30日 06:00 ]

第3ラウンド、10番で笑顔を見せる室田淳

 ゴルフの全米プロシニア選手権は28日、米ケンタッキー州ルイビルのバルハラGC(パー72)で第2ラウンドの残りに引き続いて第3ラウンドを行い、室田淳は74と落としたが、通算9アンダーで第1ラウンドからの首位を守った。70で回ったヘール・アーウィン(米国)が首位に並び、トム・ワトソン(米国)が68で1打差の3位につけた。76の倉本昌弘は通算6オーバーの56位で、79の加瀬秀樹は11オーバーの72位。

 日本選手が一度も勝っていないシニアのメジャー大会で、室田が初日からの首位を堅持した。最終ラウンドはメジャー7勝のアーウィンと最終組。55歳の室田は「伝説と言われる強豪とプレーできることは幸せ」と感慨を口にした。66で回った初日や67と好調を保った第2日に比べ、この日は「パットがひどかった」と振るわず74を叩いた。実はラウンド前の練習で背中を痛め、15番では「少し息ができないくらいになった」という。その後は背中をさすりながら回った。それでも最終日に向け「とにかく室田流にやる」と強豪の威圧感や故障への懸念は感じさせなかった。

続きを表示

2011年5月30日のニュース