アボット投げ勝つ！トヨタ自　１敗守る

　日本女子ソフトボールリーグ（スポニチ後援）は２９日、鹿児島で２試合が行われ、トヨタ自動車・アボットと豊田自動織機・オスターマンの投げ合いは０―０でタイブレークにもつれ込み、トヨタ自動車が８回、渡辺のスクイズなどで５点を奪い、１敗を守った。横浜、前橋の計４試合は雨で中止になった。

　２安打完封でオスターマンに投げ勝ったトヨタ自動車のアボットは「チームメートを誇らしく思う」とナインを称えた。８回１死二、三塁から渡辺が先制スクイズ。その後の満塁のチャンスから鈴木美が中越え二塁打、藤野が右犠飛、坂元は中前適時打とたたみかけてオスターマンを攻略した。アボットは最後まで気を緩めず、８回も３Ｋ締め。「オスターマンは素晴らしい投手だけど負けたくなかったから」とウインクしてみせた。

　＜シオノギ製薬　安福今季３度目完投勝ち＞【シオノギ製薬２－１日立マクセル】シオノギ製薬の安福が今季３度目の完投勝ち。２２日の大鵬薬品戦で１２得点を奪った日立マクセルを４回の１点のみに抑えた。それでも「先に点を取られないようにしないといけない」と反省した。先制を許した直後、高校時代からバッテリーを組んでいる橋元が左越え逆転二塁打。気持ちを切り替えた安福は「低めに丁寧に投げることを心掛けた」と後半の３イニングを無安打に抑え、チームの連敗を２で止めた。