別府　総合６７位で完走

　イタリア伝統の自転車ロードレース、ジロ・ディタリアは２９日、ミラノで最終ステージの個人タイムトライアル（２６キロ）を行い、初挑戦の２８歳、別府史之（レディオシャック）は３２分１６秒の３６位で、総合は８６時間３０分２０秒の６７位となり、世界三大レースで２年前のツール・ド・フランスに続いて完走した。

　昨年のツール・ド・フランスを制しながらドーピング問題が尾を引くアルベルト・コンタドール（スペイン、サクソバンク）が、８４時間５分１４秒で２００８年以来２度目の優勝を遂げた。

　７日にトリノをスタートし、２１ステージの約３５００キロを走った。別府は今回チームのエースで総合２０位となった２５歳のティアゴ・マシャド（ポルトガル）らの支援役に回り、機を見てステージでの上位進出を目指した。（共同）