悪い癖が顔を出した今田「これだけ優勝争いから遠ざかると…」

[ 2011年5月30日 10:37 ]

 2打差の3位で出た今田は強風で上位陣が伸び悩む中、一時は2打差をつけトップに立った。だが、勝負どころの終盤4ホールで3ボギー。1打差で3年ぶり2度目のツアー優勝を逃し「もったいないボギーが三つ続いてしまった。悔しさでいっぱい」と唇をかみしめた。

 前半を1アンダーで折り返した。単独首位で迎えた13番(パー3)で約3メートルのパットをねじ込み、2位に2打差と抜け出した。勢いに乗るかと思われたが、強いアゲンストとなった終盤の優勝争いで一気に崩れた。

 15番は第1打を左ラフに打ち込みボギーとすると、17番(パー3)は起伏の激しいグリーンを読みながら、1メートル弱がカップに嫌われて3パットのボギーとなった。「決めておかなくてはいけなかった」とため息。18番はバンカーから寄らず、パーパットを外して優勝がなくなると肩を落とした。

 アイアンショットの安定感は際立っていただけに、悔やまれる失速。最終日に崩れる悪い癖が顔を出し「これだけ優勝争いから遠ざかると、ならなくていいところでナーバスになる」と顔をしかめた。(共同)

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2011年5月30日のニュース