古豪復活!チーフス7年ぶり地区優勝

[ 2010年12月28日 06:00 ]

 NFLは26日、AFC西地区首位のチーフスがタイタンズを34―14で下し、10勝5敗で7年ぶりに地区優勝を飾った。昨季4勝12敗からの大躍進。ペイトリオッツから移籍して2季目のQBマット・カッセル(28)が314ヤード、3TDをパスでマークして勝利に貢献した。ビルズに勝ったペイトリオッツはプレーオフ第1シードの座を確保。フィラデルフィアで行われる予定だったイーグルス―バイキングス戦は大雪のため28日に延期された。

 【チーフス34―14タイタンズ】70年のスーパーボウルを制している古豪チーフスだが、過去3季の通算成績は10勝38敗。しかし今季はその低迷期を久々に脱し、カッセルが安定感のあるパスさばきを見せて勢いを取り戻した。ペイトリオッツ時代にブレイディーの控えとして2度のスーパーボウルを経験しているカッセルは「苦しいことばかりだったので本当にうれしい。よく巻き返したと思う」と笑顔。プレーオフでペイトリオッツと対戦することになれば、2人のQBが大きな注目を集めることになる。
 チーフスのスーパーボウル出場はパッカーズに10―35で負けた67年の第1回大会と、バイキングスを23―7で下した70年の第4回大会の2度。
 ▼解雇 プレーオフ出場の可能性を絶たれた49ersは試合終了後にシングルタリー監督を解雇。最終戦はトムスーラ守備ライン・コーチが監督代行を務める。
 ▼新記録 ペイトリオッツのQBブレイディーはインターセプトなしに連続319回でパスを試投。従来のNFL記録(308)を上回った。

続きを表示

2010年12月28日のニュース