相撲協会が仕事納め「来年は明るい年にしたい」

[ 2010年12月28日 17:09 ]

 日本相撲協会は28日、東京・両国国技館の事務所で仕事納めをし、野球賭博問題など不祥事続きの1年を終えた。放駒理事長(元大関魁傑)は「ファンの皆さまには申し訳ない年になった。反省し、来年はこのようなことがない、明るい年にしたい」と神妙に話した。

 2月に元横綱朝青龍が暴行騒動の引責で引退。暴力団観戦問題が発覚し、野球賭博問題の影響で、NHKが名古屋場所の中継を中止した。8月12日に前任の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)から受け継いだ放駒理事長は「問題をどう処理するか。対応に追われた4カ月半だった」と振り返る。

 宮城野部屋の師匠交代は27日に決着。「(懸案は)ほとんど片付けた。来年は力士が感動を与えるような相撲を取ることが一番大事だ」と信頼回復への期待を口にした。

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2010年12月28日のニュース