松山、首位浮上!マスターズ出場に前進

[ 2010年10月10日 06:00 ]

 優勝者に来年のマスターズ出場権が与えられる男子ゴルフのアジア・アマチュア選手権は9日、埼玉県霞ケ関CC(7068ヤード、パー71)で第3ラウンドを行い、2打差の3位から出た松山英樹(東北福祉大)が65と伸ばし、通算11アンダーで単独首位に立った。3打差の2位にターキン・マクマナス(オーストラリア)がつけ、前日2位の浅地洋佑(東京・杉並学院高)は通算5アンダーの3位に後退。川村昌弘(福井工大福井高)が8位に順位を上げ、15歳の伊藤誠道(神奈川・湘洋中)は阿部裕樹(日大)らと並んで19位となった。

 あこがれのマスターズ出場に松山が大きく前進した。午前中から降り続ける雨をものともせず「このコースは1度バーディーが出ると、ポンポンと取れる」と、出だしの3連続を含む7バーディー(1ボギー)で一気に首位に浮上した。今大会では東北福祉大の同級生・岡部大将に初めてキャディーを依頼したことが、リラックスしたプレーにつながっている。最終日に向けては「スコアを伸ばせば、負けることはない。マスターズのことは勝ってから考える」と平常心を強調した。

 <浅地は雨で乱れる>予選ラウンドは2日間とも60台で回った浅地だが、雨の中でショットが乱れた。「思ったプランとは違う、苦しいラウンドだった」と5つのボギーを叩いた。首位の松山とは6打差。高校の先輩である石川遼とのマスターズ出場を強く意識する17歳は「限りなく可能性は少なくなったが、自分の限界をつくらずに伸ばしたい」と真剣な表情で最終ラウンドを見据えた。

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2010年10月10日のニュース