塚田後継だ!田知本、女子78キロ超級V4

[ 2010年10月10日 06:00 ]

 柔道の全日本学生体重別選手権第1日は9日、東京・日本武道館で男女8階級を行い、女子78キロ超級では世界選手権無差別級銅メダルの田知本愛(東海大4年)が優勝。大会4連覇は男女通じて初の快挙となった。世界選手権後に塚田真希(28=綜合警備保障)が強化選手を辞退。大学の後輩が後継者に名乗りを上げた。

 同じ東海大4年の市橋との決勝こそ指導2の優勢勝ちだったが、その他の3試合は一本勝ち。世界選手権後は教育実習なども重なり「気持ちが切り替えられなかった」と苦笑いした田知本だが、学生相手なら力は一枚上だった。強化選手を辞退した塚田に「本気で世界を目指すならサポートするよ」と声を掛けられたという22歳。「塚田先輩の後を継げるようになりたい」と気持ちを世界舞台に切り替えた。

 ≪古賀相監督 安松で初栄冠≫女子63キロ級は安松が優勝し、1992年バルセロナ五輪男子71キロ級金メダリストの古賀稔彦氏が総監督を務める岡山県の環太平洋大が初の栄冠を手にした。07年の大学創立とともに柔道部が発足。当時から週3日にわたって指導してきた古賀氏は、記念すべき初優勝に「まずは1勝しようと、がむしゃらにやってきた」と感慨に浸った。

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2010年10月10日のニュース