放駒親方、賭博力士に注文「もっとしっかり」

[ 2010年8月8日 06:00 ]

 大相撲の新潟巡業が7日、新潟市産業振興センターで行われ、放駒巡業部長(元大関・魁傑)が、野球賭博に関与した関取を注意した。

 朝稽古前の午前8時半、放駒巡業部長が謹慎処分を受け復帰した関取を役員室に招集。前日の南魚沼巡業で十両の稽古にだけ参加していた雅山、豊ノ島に対し「幕内の力士と稽古をしないと意味がない。もっとしっかりやりなさい」と注文をつけた。さらに幕内の稽古に参加していた豊響、若荒雄には「一生懸命やるように」とあらためて奮起を求めた。
 豊ノ島、雅山は秋場所で十両に陥落することが確実だが、この日は「思い切ってやろう」と2人で話し幕内の申し合いに参加。それでも、放駒巡業部長は「こんなことは当たり前。当然そういうことをやっていかないと」と厳しい口調だった。

 ≪率先してファンサービス≫放駒巡業部長が率先してファンサービスを行った。幕内の取組前に1人のファンからサインを求められると即座に対応。すると、それを見た周りの観客も同様にサインを求め始め長蛇の列ができた。同部長は前日の巡業初日に関取衆を集めファンサービスの重要さを説いていただけに「関取衆もまねしてくれたらいいね」と話していた。

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2010年8月8日のニュース