初代表の江畑17得点!日本、1次L白星発進

[ 2010年8月8日 06:00 ]

強豪イタリアに勝利して、喜ぶ日本

 バレーボール女子ワールドグランプリは6日に1次リーグが開幕し、世界ランキング5位の日本はブラジル・サンカルロスで同7位のイタリアを3―1で破って白星発進した。1―1で迎えた第3セットを山本(JT)の移動攻撃などで25―20で奪うと、第4セットは25―13と圧倒。エース木村(東レ)が両軍最多の28得点、初代表の江畑(日立)も17得点を挙げた。大会は12チームが参加し、1次リーグで各9試合を実施。上位5チームと開催国の中国が決勝リーグに進む。

 ≪14年ぶりのイタリア連破≫日本は昨年のグラチャンを制したイタリアを7月のトリノ国際大会に続いて撃破。相手は主力を数人欠いたが、このカードの2連勝は14年ぶりで、真鍋監督は「海外でイタリアに2勝。選手も自信になると思う」とうなずいた。山本、井上の両センターにライトの山口を加えた3人が連動して時間差などを繰り出し、マークが甘くなったレフトの木村が次々にスパイクを決めた。結婚、出産を経て5年ぶりに代表に復帰した山本は「合宿では男子選手とも練習してきた。負けない自信があった」と話した。

 ≪江畑「がむしゃらにいった」≫初代表のサイドアタッカー江畑が先発で力を示した。1メートル76と大きくはないが、ミスが少なく、パワーを生かした強打が売りでイタリアの高いブロックにも負けず17得点。「がむしゃらにいった。勝ててうれしい」と喜んだ。秋田・聖霊女短大付高出身の20歳。真鍋監督は「2枚ブロックが付いた状況でも、ブロックを利用してよく決めていた」と評価し、セッター竹下も「柔らかいボールも打てる。器用な選手だと思う」と話した。

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2010年8月8日のニュース