高3坂井 男子高飛び込み圧勝で初制覇!2冠だ

[ 2010年8月8日 18:41 ]

男子高飛び込みの競技中、ガッツポーズを見せる坂井丞

 広州アジア大会の選考会を兼ねた飛び込みの日本選手権最終日は8日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子高飛び込みは昨年の世界選手権代表で神奈川・麻布大渕野辺高3年の坂井丞が500・15点の高得点で圧勝して初制覇し、前日の3メートル板飛び込みとの2冠を達成した。宮本幸太郎(米子ク)が399・55点で2位、4連覇を狙った村上和基(上武大)は3位だった。

 女子1メートル板飛び込みは渋沢小哉芳(セントラルネクスト21)が287・00点で2年ぶり3度目の優勝を果たした。

 坂井は国際大会で上位進出の目安となる500点台を初めてマークし、初優勝した。「自己ベストを出せたし、内容も良かった」と笑顔を見せた。
 2位以下を大きく引き離して迎えた最終演技も集中を切らさず、後ろ宙返り3回半抱え型をきっちり決めた。審判7人中4人が10点満点を付ける97・35点の高得点をたたき出すと、場内は大歓声に包まれ、競技役員まで指笛を鳴らしてニューヒーローを祝福した。
 この日は元飛び込み選手の母の誕生日。表彰式でもらった花束を手渡した17歳は、広州アジア大会に向け「500点台なら表彰台に立てる」とメダルを視界にとらえた。

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2010年8月8日のニュース