やくみつる氏外れ、新メンバーで相撲協会特別委が再開

[ 2010年4月23日 18:59 ]

 2月に一時解散していた日本相撲協会の生活指導部特別委員会が23日、陸奥委員長(元大関霧島)ら新メンバーが集まり、東京・両国国技館で再開した。今回は30代から40代半ばの若手親方を中心に構成されている。

 陸奥委員長は「これからの相撲界のために、いろいろな意見をいただいた。今後は問題が起きないようにしていきたい」と抱負を述べた。
 また新たな外部有識者委員として、日本合気道協会前理事長の木暮浩明氏(74)と元農林水産大臣の野呂田芳成氏(80)が加入。漫画家のやくみつる氏は外れ、日本プロスポーツ協会副会長の山口弘典氏と法大スポーツ健康学部教授の山本浩氏は継続して務める。
 新たな特別委員会の試みとして、5月27日に部屋持ち親方が集まる師匠会で、警視庁による暴力団との関係遮断を指導する講演会を開催する。

 ≪毒舌が災い?≫再開した生活指導部特別委員会の外部有識者委員からは、漫画家のやくみつる氏が外れた。
 人選担当の陸奥委員長(元大関霧島)は継続して依頼した2人の外部委員に対しては「相撲協会のことを考えていただいているのでお願いした」と話したが、やく氏については「以前に話した時、わたしの方では何かそういうものを感じなかった。相撲が好きな方だったが…」と説明する。
 朝青龍問題をはじめとする不祥事続きの角界に対し、テレビ番組などで時には強く批判もしてきたやく氏。続投を熱望していたが、持ち味である“毒舌”が裏目に出てしまった?

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2010年4月23日のニュース