遼くん本領発揮!引き分け、アジアリード

[ 2009年1月10日 19:14 ]

第2日、7番でバーディーパットを決め、ガッツポーズをする石川遼

 男子ゴルフのアジアと欧州の団体対抗戦、ロイヤル・トロフィー第2日は10日、バンコク郊外のアマタ・スプリングCC(パー72)で2人1組でいい方のスコアを採用するフォアボール4試合を行い、石川遼、谷口徹組はポール・ローリー(英国)ソレン・ハンセン(デンマーク)組と引き分けたものの、通算ではアジアが6勝1分け1敗の6・5―1・5でリードを守った。谷原秀人、S・K・ホ(韓国)組は初日に続いて欧州ペアを下した。石川、谷口組は16番で石川のバーディーで並び、18番は谷口とハンセンがバーディーを奪い合い、引き分けとなった。大会は勝ちが1点、引き分けが0・5点、負けが0点。11日の最終日はシングルス8試合を行う。

 一つリードされて迎えた16番(パー5)。最長の617ヤードで石川が本領を発揮した。
 フェアウエーからの2打目は残り250ヤード。石川のショットは右からのフォローの風に乗り、ピンから約3・5メートルについた。イーグルパットこそ決まらなかったがバーディー。8番から続いた欧州のリードを自慢の飛距離でイーブンに戻した石川は「誰が見ても驚くプレーをしないと試合が動かないと思った。あのショットは大きかった」と振り返った。
 前半はドライバーが少し乱れた。だが、後半からは修正。大半のギャラリーが石川に連れ添い、写真撮影などのマナー違反も目立った中で集中力を乱さなかった。
 イーブンで迎えた最終18番は4人ともバーディーを狙える位置につけた。パット勝負は谷口とハンセンが決めて引き分けとなり、今季の“初勝利”はお預けとなった。
 シングルスで戦う最終日の相手は好調のハンセンに決定。石川は「僕が上の部分は一つもないが、粘っていけばマッチプレーは分からない」と食らい付く覚悟だ。(共同)

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2009年1月10日のニュース