スノボW杯連続2位の竹内が帰国「報われた」

[ 2009年1月10日 18:09 ]

 スノーボードのワールドカップ(W杯)女子パラレル大回転で日本選手過去最高の2位となった竹内智香(ロイズ)が10日、欧州遠征から成田空港に帰国した。

 6日のパラレル大回転、7日の同回転で2戦連続2位に入った。25歳は「これまでやってきたことが報われた」と喜びを口にする一方で「優勝してこそ得られる経験、価値がある」と貪欲に初優勝を狙っていく姿勢を示した。
 2002年ソルトレークシティー、06年トリノの両五輪に連続出場するなど国内トップの実力を誇ったが「世界で勝つためには欧州に行くしかない」と決意し、07年夏からスイスに拠点を移した。強豪のスイス代表の練習に参加し、レベルを着々と上げてきた。
 今季序盤は10月末に左足首を痛めた影響で振るわなかった。年明けから復調し「まっすぐに滑っていける。滑りに関して、調整する部分はほとんどない」と言い切った。
 休む間もなく、17日開幕の世界選手権(江原=韓国)に臨む。「いかに冷静に滑れるか」を課題に挙げ、バンクーバー五輪を見据えて「世界選手権だけじゃなく、日々の積み重ねが来年につながる。やることは同じ」と自然体を強調した。

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2009年1月10日のニュース