冨田が現役引退「満足のいく体操人生」

[ 2008年11月11日 06:00 ]

アテネ五輪体操で団体金メダルを獲得した冨田(左)と鹿島が引退を発表

 04年アテネ五輪の体操男子団体総合で日本の28年ぶりの金メダル獲得に貢献し、体操ニッポンのエースとして05年世界選手権で個人総合も制した冨田洋之(27=セントラルスポーツ)が10日、都内で記者会見し、現役引退を表明した。

 「ここ2~3年は衰えを感じていた。種目別で、という気持ちもないわけではなかったが、オールラウンダーとしての自分とは違うと思った」と説明。「こんな自分が世界と戦って結果を残して、多くのファンの人に応援してもらえるとは思わなかった。満足のいく体操人生だった」と話した。
 15、16日の豊田国際競技会が国内最後の競技会となる。今後については「まだ相談してから」と話したが、地元大阪で指導者になるプランが浮上しているという。

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2008年11月11日のニュース