潮田現役続行!11日正式表明

[ 2008年11月11日 06:00 ]

 オグシオのペア継続が決定した。北京五輪後、現役引退か続行かで揺れていたバドミントン女子ダブルスの潮田玲子(25=三洋電機)が来年も現役を続行することが10日、分かった。12年ロンドン五輪は現時点で視野に入れていないが、11日に都内で行われる会見で、正式に表明する。

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 迷いがようやく吹っ切れた。潮田に近い関係者が、去就について「今年、辞めるということはない」と話し、来年も現役を続行することを明かした。潮田は、11日に小椋とのペアで5連覇を目指す全日本総合選手権(12日開幕、代々木第2体育館)に向けた会見で、現役続行を正式に表明する。

 準々決勝で敗れた北京五輪後、バドミントン界のアイドル的存在の潮田にはテレビ局からキャスター転身のオファーなどが多数、届いた。大目標だった舞台でプレーした達成感、新たな世界からの魅力的な誘い…。引退も考えた潮田だったが、バドミントン人気拡大を目指す日本協会、三洋電機は慰留に努めてきた。

 潮田は10月12日の日本リーグ開幕戦後も、来年以降について「自分の気持ちを大切にしたい」と揺れる胸中を吐露していたが、最終的に現役続行を決断。関係者は「バドミントンを好きという気持ちが勝ったということでしょう」と説明した。

 ただ、現時点で決まっているのは09年の現役続行で、12年ロンドン五輪までは考えられない状況だ。

 ≪三洋子会社化も影響なし≫オグシオが所属する三洋電機は来春、パナソニックの子会社となることで基本合意しているが、バドミントン部には影響なさそうだ。日本協会関係者は「部は継続してもらえると聞いている」と明かし、三洋電機関係者も「廃部どころか、今までよりもっとサポートするという話をいただいている」と説明。パナソニックがメーンスポンサーのG大阪、所属契約を結ぶプロゴルファー・石川遼とオグシオが共演する機会もありそうだ。

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2008年11月11日のニュース