9年間で…オグシオがペア解消

[ 2008年11月11日 18:14 ]

バドミントン女子ダブルスのコンビの解消について記者会見する小椋久美子選手(左)と潮田玲子選手

 バドミントンの女子ダブルスでルックス、実力を兼ね備えたペアとして人気を集めた小椋久美子、潮田玲子組(三洋電機)が11日、コンビ解消を表明した。2012年ロンドン五輪に向けた2人の考え方の違いが別れる理由となった。

 複数の関係者によると、潮田は北京五輪を最後に引退する意向を固めていた。結局、来年以降も競技を続ける方向となったが「ロンドン五輪を目指す気持ちはわいてこない」という。
 一方の小椋は「4年後の五輪を目指したい」と、明確にロンドン五輪を目標にしている。五輪出場権は国際大会で稼ぐポイントを基にしたペアの世界ランキングで決まるため、潮田が中途半端な気持ちのまま組み続けることにはリスクが伴うと判断した。
 潮田の引退も想定した水面下での小椋の新パートナー探しは進んでおり、来春、三洋電機に入社予定の日本代表、内藤真実(日体大)が有力。2000年のアジア・ジュニア選手権で初めて組んだ“オグシオ”は、バドミントンを注目の集まる競技に引き上げた功績を残し、9年間の歴史を終えた。

 ▼潮田玲子の話 (解消は)二人の目標が変わってしまったところが大きい。まだやれる自信はあるけれど、ロンドンは見えないし、一年ずつ頑張っていきたい。オグッチに頼っていた分、自分の力でどれくらいできるか挑戦したい。

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2008年11月11日のニュース