ゴルフ界の新星、美人プロはモデルも経験

マスターズＧＣレディースで４位に入った、モデルの経験を持つ桜井有希

　女子ゴルフ界に、強さと美しさを兼ね備えた新星が現れた。１０月下旬に行われたマスターズＧＣレディースで、モデルの経験を持つ桜井有希が４位に入った。７月のプロテストに合格してツアー３戦目での健闘に「すごく満足している。この調子を保ちたい」とキュートな笑顔を見せた。

　京都府出身の１９歳。子供のころはモデルとして企業のカレンダー写真に起用されたことがある。ゴルフ経験がある両親の影響で競技を始め、京都学園高時代の２００６年にはアマチュアの日本代表に選出され、世界ジュニア選手権で３位となった実力者だ。
　しかし「順風満帆」とはいかなかった。昨年のプロテストでは不合格。目標を失いかけたものの、今年初めに欧州ツアーに参加し、異国を１人で転戦した。「前までは両親がついてきてくれて、自分でやることはあまりなかった」。技術だけでなく、精神面も鍛えられて帰国した。
　マスターズＧＣレディースでは得意のパットが好調で、一時は首位に２打差まで迫る場面もあった。多くのギャラリーがついて回ったことで、「プロになったことを実感した」そうだ。
　将来の目標は「世界で戦える選手になること」で、あこがれは「不動裕理さん」と言う。現在の賞金ランキングは７４位で、今季は残り２試合に出場する予定。「今回これだけ頑張れたし、賞金シード選手（上位５０人）になりたい」と目を輝かせている。