元時津風親方 死亡力士の両親に謝罪の手紙

[ 2008年11月11日 11:18 ]

 大相撲の時津風部屋の力士暴行死事件で、元親方山本順一被告(58)=傷害致死罪で起訴=が時太山=当時(17)、本名斉藤俊さん=の両親に謝罪の手紙を送っていたことが11日、分かった。

 手紙には「申し訳ございません」「お詫び申し上げます」と、斉藤さんの死をわびる言葉が繰り返し書かれているが、山本被告の公判で焦点になるとみられる兄弟子への暴行の指示については触れていない。
 「弟子たちの裁判での斉藤様の気持ちをお聞きし、改めて申し訳なく思い」手紙を送ったと説明している。
 手紙はA4判の便せん2枚で、双方の弁護士を通じて10日に両親が受け取った。封筒の裏には名古屋拘置所の住所と山本被告の氏名があり「平成20年10月30日」と日付があった。
 斉藤さんの父正人さん(51)は「自身の罪を認めず、決まり文句ばかりで内容を取り繕っている。裁判を有利に進めるために送ったのでは」と話した。

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2008年11月11日のニュース