内村「示しがつかない」と1位通過

[ 2008年11月1日 06:00 ]

 体操全日本選手権第1日は31日、新潟県上越市・リージョンプラザ上越で男女の種目別決勝を兼ねた個人総合予選が行われ、男子は平行棒で昨年のユニバーシアード代表の田中和仁(徳洲会)が15・850点で初優勝した。床運動は北京五輪代表の沖口誠(コナミ)が3度目の制覇。北京五輪個人総合銀メダルの内村航平(日体大)は床運動、あん馬の2位が最高だったが、個人総合予選を1位で通過した。

 男子の個人総合は内村が予選を1位で通過した。五輪で2度も落下した最初のあん馬をほぼミスなしで演技したことで勢いに乗った。1カ月前のぎっくり腰で調整が遅れていたが「あん馬は今年に入って一番の出来だった」と笑顔で話した。4連覇中の冨田が欠場し、初タイトルを見据える19歳は「五輪の個人総合で銀メダルを獲っているし、予選も決勝も1位でいかないと示しがつかない」と強気だった。

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2008年11月1日のニュース