全柔連 石井慰留なし、3日に会見

[ 2008年11月1日 06:00 ]

 北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストの石井慧(21=国士舘大)が31日、全日本柔道連盟に強化選手辞退届を提出し、総合格闘家に転向することが事実上、決まった。石井は弁護士、後援会関係者とともに、東京・文京区の全柔連を訪れ、津沢寿志事務局長に強化選手辞退届を提出した。石井は報道陣に対して一切、コメントしなかったが、提出の際には「柔道のおかげでここまでこられた。これからもしっかりとやっていきます」などと話したという。上村春樹専務理事は「大きな選手を失うのは大変だけど、本人が選ぶのだから慰留するつもりはない」と話し、吉村和郎強化委員長は「惜しい人材。大きな穴があいたが(12年の)ロンドン五輪を目指せる選手を徹底的に鍛えて埋めるしかない」。弁護士は3日に石井が大阪で会見し、正式に転向を表明すると明かした。

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2008年11月1日のニュース