白鵬 珍しく先輩を上から目線

[ 2008年1月29日 06:00 ]

一夜明け会見で笑顔をみせる白鵬

 初場所で3場所連続6度目の優勝を果たした横綱・白鵬(22=宮城野部屋)が28日、東京都墨田区の同部屋で会見。朝青龍との千秋楽相星決戦を貫録十分に振り返った。

 「下から見て、危ない相撲もあったし(欠場した)2場所の影響はあったのかなと思います。まあ、ここまで頑張ったんじゃないですか?」。優勝21回の朝青龍を力でねじ伏せた自信が、白鵬にしては珍しい“上から目線”となって表れた。さらには、負けられない重圧の中で3連覇を成し遂げた達成感もあり「優勝回数ではまだまだだけど、力は付いてきたかなと思う」と屈託なく笑った。
 前夜はほとんど眠れなかったそうで「奥さんも15日間、戦ってきて疲れた顔をしていた」と紗代子夫人を気遣った。とはいえ、モンゴルのエンフバヤル大統領の祝福メッセージが寄せられるなど、祝福ムードに笑顔が絶えなかった。「安馬関に負けたら3場所連続優勝。縁起がいい。そんなことないか?」とジョークまで披露した横綱。次の目標は春場所での4連覇。成長を続ける白鵬が時代をつくり上げていく。

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2008年1月29日のニュース