日韓ともに非公開で練習

[ 2008年1月29日 11:01 ]

韓国戦に向けた練習を終え、引き揚げるハンドボール日本女子代表の選手ら

 「中東の笛」と呼ばれる疑惑判定で異例のやり直しとなったハンドボールの北京五輪アジア予選は29日夜、東京・国立代々木競技場で女子の日本―韓国が行われる。勝者が五輪出場権を獲得し、日本が勝てば1976年モントリオール五輪以来32年ぶり2度目の五輪出場となる。

 同日午前には両チームとも試合会場で報道陣には非公開で練習。日本選手は終了後、落ち着いた表情ながら足早にバスに乗り込んだ。西窪勝広総監督は「今はまな板の上のコイの心境。良い環境を与えてもらったので、試合では良いパフォーマンスを見せたい」と決意を示した。
 日本協会によると、過去の対戦成績は日本の4勝35敗1分け。韓国は五輪で過去2度優勝している強豪だが、昨年8月のアジア予選(カザフスタン)では日本が30―29で勝った。
 アジア連盟(AHF)は、国際連盟(IHF)が求めた予選やり直しを拒否するとともに日本と韓国を処分することを決めており、IHFとAHFの対立が深刻化する中での開催となった。

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2008年1月29日のニュース